長野市の作家さんが執筆された作品です。
しめ一という少年が、十二歳で長野市の魚屋に奉公に出ます。
親方に鍛えられ、周りの人々に支えられ 成長していくお話です。
すこし前は、子どもは小さいころから奉公へ出されました。
その奉公の大変な日々を まわりの人たちは
ある時は厳しく、ある時はやさしく 見守ってくれています。
一人で生きているんじゃない。
誰かに支えられて生きているんだ。
という思いが伝わってきます。
大正から昭和へと時代が移っていく様子もわかります。
奉公する大変さや戦争中のつらさもわかりました。
ぜひ読んでみてください。